【ORASトリプル】鼻毛50晴れ〈Lv.50ダイノーズ/メガリザードンY〉

ばなならーめんです。

 

自分は鋼タイプの性能が好きなので、

多くは見かけない鋼タイプについても考察の余地があるのではないか?と考えて考察しています。

そんな中で今回槍玉に上がったのがこのポケモン

>ダイノーズ<

 

世間では「レベル2で使うポケモン」だの「ガルドにワイガを遺伝するポケモン」だの好き勝手言われていますが……?

 

 

まずこいつの基本的な性能を見てみましょう。

 

タイプは いわ/はがね。

4倍弱点2つで何かと舐められがちですが、

役割を明確にしてあげれば強いタイプだと私は思っています。

鋼の中では特に炎タイプに抗いやすく、ヒードランと違い自然な技構成でリザードンファイアローをワンパンすることができます。

 

同じタイプにはボスゴドラトリデプスツンデツンデがいますが、

ボスゴドラとは違いワイドガードがあったり、

トリデプスと違い最低限の殴り性能があります。

また、特殊攻撃寄りのステータスをしているので

威嚇による受けを成立させづらく、

また 役割対象に撃つ技として範囲減衰のある地震よりも高火力の「だいちのちから」を使えます。

 

他にダイノーズの強みとしては、一致パワージェム使いという稀有な存在である他に

ワイドガードボルトチェンジ、挑発、マジックコートなどある程度選択肢があるところも挙げられます。

 

 

種族値を見てみましょう。

60-55-145-75-150-40(合計525)ですね。

 

シールドギルガルドとほぼ同程度の耐久数値を誇り、

クレセリアと同程度の最低限のCに、大きく削ったAS……といった数値で、

配分自体は割と優秀ですね。

 

同じくワイドガードのできる鋼タイプであるギルガルドと比較すると

・炎タイプに弱くない

・飛行タイプに大きく有利

・耐久が変動せず、テンポが落ちづらい

・そもそも耐性が違う(霊悪弱点等の産有無)

などが違いとして見ることができそうです。

 

また、炎タイプに強い鋼タイプであるヒードランと比較すると

・炎相手に打点を持ちやすい

ワイドガードがある

・岩が半減

・鈍足

などが違いとなります。

 

どちらと比較した際にも、

「岩タイプであること」の利点がかなり出ていると思います。

 

岩雪崩やスキンハイボに受け出してワイドガードをするギルガルドに近い運用もできて、

岩のお陰で相手の炎や飛行相手にも強く出られます。

 

なんか書いててよく分かんなくなってきたんですが

ダイノーズの長所を活かすため、今回組んでみたパーティがこれです。

リザと相性◎

 

リザードンリザードナイトY()

ねっぷう/エアスラッシュソーラービーム/まもる

トゲキッス@ピントレンズ(きょううん)

マジカルシャインはどうだんこのゆびとまれ/まもる

ダイノーズ@いのちのたま(じりょく)

パワージェム/ラスターカノン/だいちのちから/ワイドガード

ランドロス霊@こだわりスカーフ()

いわなだれ/じしん/ばかぢから/とんぼがえり

ハリテヤマとつげきチョッキあついしぼう

インファイト/はたきおとす/フェイント/ねこだまし

ゴチルゼル@オボンのみ()

サイコキネシス/よこどり/トリックルーム/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 

  • 個別解説

リザードン@リザードナイトY

もうか→ひでり ひかえめ

236-0↓-12-4↑-4-252

183-x-100-143-106-152(メガ前)

183-x-100-198-136-152(メガ後)

ねっぷう/エアスラッシュ/ソーラービーム/まもる

 

A186バンギラスのA-1範囲岩雪崩を最大乱数以外耐え

 

普通のメガリザードンY

準速にすることで早いクレセやスイクンドクロッグキングドラ、家電ロトムあたりにも上をとることができる。

 

知っての通り晴れ補正込みの熱風の火力は凄まじく、

C4振りだけでもH振りメガガルーラですら有利な乱数2発で落とせる。

火炎放射がないと特防の高いH振りニンフィア等は確定3発となるが、

そもそもハイパーボイスが半減なのでそこまで問題にならない。

 

素早さをかなり上げたことで相手のカメックスやらスカーフではないランドロスに対して強気で動きやすく、

熱風の火力を純粋に押し付けやすい。

 

エアスラッシュの枠には当初めざパ地面を搭載していたが、そもそも撃つ機会がそこまで多くなく

トゲキッスに波動弾を搭載した辺りからヒードランを触れないポケモンがかなり減ったので

技が1枠自由となり、対角攻撃で汎用性の高そうなエアスラッシュを搭載した。

好みによっては火炎放射やら追い風やら羽休めにしてもいいかもしれない。特に火炎放射があると安定する場面は多いかも。

 

 

トゲキッス@ピントレンズ

きょううん ひかえめ

52-0↓-20-236↑-4-196

167-x-118-187-136-125

マジカルシャイン/はどうだん/このゆびとまれ/まもる

 

A197鉢巻ランドロスのA-1範囲いわなだれをほぼ2耐え(99.61%)

 

パーティのサブ範囲アタッカー兼エース援護。

2種の対角攻撃によりテンポを取りに行こう。

 

当初はもう少し素早さを落として耐久に回し、波動弾ではなく追い風を搭載して使っていたのだが、

リザードンが動けない盤面で相手のキリキザンに何もできず倒されるような場面が発生したので

素早さを引き上げて波動弾を採用することで安定してキリキザンを対処できるようにした。襷だと面倒だったりもするが……。

 

波動弾を採用することでバンギラスへの削りもマジシャ以上に期待しやすくなるので、

ついでにバンギラスも抜けるS125とした。

追い風は終盤撃てると勝ちを確定させやすかったりはしたが、そこまで大きく必要な場面も無かったので切った。

 

強運ピントマジシャはかなりのダメージを見込め、

壁も貫通しやすく使ってて楽しいので結構好きなキッスの型。

 

この指とまれはエース保護の他

ダイノーズのワイガと合わせての時間稼ぎや詰ませもしやすい優秀な技。

なんならダイノーズを守れる。

 

 

ダイノーズ@いのちのたま

じりょく れいせい

252-0-4-252↑-0-0↓

167-x-166-139-170-40

パワージェム/ラスターカノン/だいちのちから/ワイドガード

 

C177眼鏡ニンフィアのめざ地が低乱数1発(18.8%)

珠パワージェムが171-110メガボーマンダに乱数1発(31.3%)

珠大地の力が198-126ヒードランに確定1発

珠大地の力が141-90キリキザンに高乱数1発(81.3%)

 

今回の主役ポケモン。鼻毛。マリオ。

 

岩と鋼のメイン打点に地面のサブウェポンと

範囲が優秀であることが強みであり、

でも素では不足しがちなCを持ち物で補いたい……と考えた時

特性頑丈を潰さない達人の帯あたりも候補になると思うのだが、

頑丈に縛られて持ち物の選択肢を狭めるよりも

どうせ耐久高いんだし 等倍もちゃんと殴れて最大限火力を上げられる珠でいいじゃん!となったのがこの型。

 

基本半減に受け出して削れていたし、4倍弱点で倒される場合も既に頑丈が割れていることが多かったのでこの選択は間違いではなかったと思う。

レジロックドレインパンチくらいなら耐えられていた。

 

C特化珠大地の力が198-126のH振りヒードランに対して

丁度198~234ダメージの確定1発であり、

これを計算した瞬間もう珠以外考えられなくなった。

 

地味に磁力なので、ドランを逃さず処理したりキリキザンクチートを引かせなかったりできる。

そもそもリザYが鋼に有利なので、それを拘束する手段が多いのはそれだけで偉い。

 

岩雪崩を半減で受けてワイドガードを押しにいけるのが

ガリザードンと噛み合っており、

他にも耐性なとお互いの苦手を補いあえているかなり相性の良い相方だと感じた。

 

ワイガはリザを守る以外にも単純にニンフやメガマンダのスキンハイボに受け出して展開したり

対雨あたりで天候を取られた際の時間稼ぎや、

キッスのこの指と合わせて中盤から終盤にかけて詰ませにいく動きができる。

 

同じことができてリザードンとの相性が良いとされるポケモンギルガルドがいるが、

ギルガルドと異なり相手の炎技に弱くなく、

特にトリル下であれば相手ヒードラン

他には耐久が変動せずテンポが崩れないこと、飛行が1/4でパワージェムがあるのでメガボーマンダファイアローに対して役割を持たせやすいこと、

悪霊弱点ではないので味方にこれらが弱点のポケモンを採用しても相性による苦手を産みにくいことなどが挙げられるだろう。

 

リザードンと並ぶ鋼タイプといえば耐性の似たヒードランも居るが、

あちらは岩を半減で受けられないし

リザドランの並びは相性補完自体はほどほどに抑えて

強化された炎打点を押し付けて有利をとっていく攻めっ気の強い構築だと思っているので

そもそも競合にはなりにくい。

 

 

ランドロス@こだわりスカーフ

いかく いじっぱり

212-36↑-4-0↓-4-252

191-187-111-x-101-143

いわなだれ/じしん/ばかぢから/とんぼがえり

 

意地っ張りHSベーススカーフ。

 

このランドロス自体はこちらの構築記事でも採用されている配分で、

ある程度の後出し性能を確保しつつパーティ全体の素早さを偏差を引き上げてくれている。

とても強いテラキのA+5雪崩や負けん気発動珠キザンの不意打ち、陽気メガガルの捨て身+不意くらいまで耐えられる。

 

素早さを落として耐久に回してもどうせ乱数幅が数%動くくらいだし

そのせいで控えめスカーフポリ乙に抜かれたりするくらいなら準速スカーフで良いと思う。

 

元々はオボン持ちだったのだが、

チョッキのほとんど劣化にしかなっていないこと、パーティ全体の素早さがどうしても低くなること、

なんか構築の見た目が汚いことが気に食わなかったので、

ある程度威嚇サイクルができて素早さもあるこの型で採用してみた。

 

 

ハリテヤマ@とつげきチョッキ

あついしぼう ゆうかん

0-236↑-148-0-124-0↓

219-187-99-x-96-49

インファイト/はたきおとす/フェイント/ねこだまし

 

普通のチョッキハリテ。

このブログ何回目の登場だろうか。

 

リザードンの苦手なヒードランバンギラスに強い。

 

 

ゴチルゼル@オボンのみ

かげふみ なまいき

236-0-20-0-252↑-0↓

175-x-118-115-178-63

サイコキネシス/よこどり/トリックルーム/まもる

 

C222珠ギルガルドのシャドボを確定耐え

 

パーティの肝。

影踏みによって天候合戦を制したり、

トリルでS有利を取りにいったり、

横取りで相手の追い風やワイガや壁を咎めたり、

何かと役割の多いポケモン

HD特化にすることで後投げ性能が高まっており、後出しでキャッチする動きがやりやすい。

ギルガルドの前で強引にトリルを展開する動きもしやすくなる。

 

 

  • 動かし方

初手の基本選出は特に決めていない。

ゴチルミラーや対天候あたりにはゴチルを出したいし、ガルスタンやバンドリ辺りにはランドを出したいし、

何だせばいいか分からんかったらとりあえずリザとキッスと何かでお茶を濁す

 

基本的にはリザードンの晴れ熱風を沢山通していきたい。(当たり前)

1度の外しくらいなら許容できるけど、同じポケモンに2連続で外した時は流石に負けた。

リザードンは岩技警戒や手動雨警戒で初手から守ることもそこそこあった。

 

ダイノーズリザードンと並んでワイガをする他、

リザードンの裏から投げたり、トリル下で雑に殴っていくような運用もできる。

格闘や地面の4倍弱点が飛んできそうならリザやランドやキッスに引けば受けられるし、

隣のキッスでこの指を押していく選択もできる。

 

特に苦手寄りな相手としては

手動雨入りの雨パーティや、影踏み入りの天候パーティが考えられるので、

気合いを入れて立ち回ろう。

 

 

  • 総括

なんとなく言語化が難しいが、

ダイノーズの強みをしっかり引き出せる並びになったと思う。

ガリザの相方の鋼はヒードランでもギルガルドでもドータクンでもなくダイノーズの時代です!!!!うおおおおおおおお

 

他にはメガボーマンダあたりもダイノーズとの相性が良さげな気がするので、

良ければ誰か組んでみてください。

 

で、今回の記事のパーティもよければ是非みなさんも使ってみてください。

それでは。