【ORASトリプル】ビリジオン頑張れ!守れないカメラティライコウ

ばなならーめんです。

初構築記事となります。

 

さて、ビリジオンというポケモンですが

草/格闘というタイプは弱点の多い印象を受けるものの役割の持てる相手も多く

草タイプとしてはヒードランにも不利を取らなかったり

雨パのメンツに強く出たり

モロバレルの怒りの粉を無視しながらメガガルーラバンギラスに格闘技を撃つなどの動きが可能です。

 

今回は 格闘タイプ以外の猫騙しが自然に確保でき、

ビリジオンの対応範囲と相性補完の良いパーティとして

追い風メガカメックス軸で組むことにしました。

 

最終的に満足のいくパーティになったので、この度構築記事とさせていただきます。

 

パーティの並びはこんな感じ。

 

微妙にそこまで見かけないような準伝説ポケモンが4匹いて、なんだか楽しいですね。

 

  • 個別解説

カメックス@カメックスナイト

 おくびょう げきりゅう→メガランチャー

 努力値:4-0↓-0-252-0-252↑

 実数値:155-x-120-137-125-143(メガ前)

    155-x-140-187-135-143(メガ後)

 しおふき/あくのはどう/はどうだん/ねこだまし

 

構築と軸となるポケモン

基本は初手で中央に出し、猫騙しをするかしおふきをぶっぱなす。

しおふきをぶっぱなしたほうが強いことが多い。

(特に対メガリザYだと手動雨乞いからのしおふきが通ってイージーウィンもありうる)

 

耐久は壁で補うことを前提とし、努力値はCSにぶっぱしている。

それでもかなり硬く、想像以上に耐えてくれる頼もしいポケモン

 

使っていてネックだと感じたのが、

やはりその素早さの半端さ。

メガガルーラなどには猫騙し勝負で負けるし、

追い風ミラーでもつっぱりにくい。

 

そこを補うべく、他の高速ポケモンでサポートをしてメガカメックスを通しにいくのが基本の勝ち筋。

唯一の猫騙しなので、裏に引くことも大事。

 

 

 

ラティアス@オボンのみ

 ふゆう おくびょう

 努力値:220-0↓-36-0-0-252↑

 実数値:183-x-115-130-150-178

 りゅうのはどう/いやしのはどう/おいかぜ/あまごい

 

いわゆるカメラティ。

ラブラブボール入り。

追い風と癒しの波動を両立できる数少ないポケモン。(他はラティオスドーブル)

 

初手で猫騙し+追い風、次のターンに雨乞いか癒しの波動を使って潮吹きを決めるのがわかりやすい流れではあるが

そう上手くは決まらないので、状況に応じた選択が求められる。

特に相手が横取りをしてきそうな場面など、初手から雨乞い+潮吹きを決めていく姿勢も大事。

上を取られていてもカメックスが殴られるとは限らない。

 

癒しの波動がかなり偉く、この子が生きているだけでパーティ全体の場持ちがかなりよくなる。

逆にいなくなると回復ソースが絶たれてしまうため、できれば大事にしてあげたい子。

 

 

 

ライコウ@ひかりのねんど

 プレッシャー おくびょう

 努力値:204-0↓-52-0-0-252↑

 実数値:191-x-102-135-120-183

 10まんボルト/ほえる/リフレクター/ひかりのかべ

 

いわゆるカメラティライコウ

ムーンボール入り。パーティ内最速。

これでもマニューラやらゲッコウガやらクロバットやらと上をとってくるポケモンは多いのでそこらへんは少々厄介。

 

ファイアローに縛られにくく、抜群をつける壁貼り要員。

カメラティは上から削られるのが辛いので、ファイアローに強いライコウはその点で優秀と言える。

クレッフィなどと違い殴り性能があるので、腐りにくい。

また、特性プレッシャーも 相手のランドロスがスカーフかどうか分かる点でかなり優秀だった。

 

はじめはほえるの枠をめざめるパワー(氷)にしていたが、

トリルへの対策や、積み構築・滅びパ等へのメタとして優秀なほえるに変更。

それと同時にめざパ個体から5V個体となった。

ほえるの枠はめざ氷やバークアウトなど選択肢はかなり豊富だと思う。

 

こいつの1番強い行動はMOVE。

仕事を終えて、特にこいつで処理する必要のありそうなやつがいなければ 割と捨て気味に動いても良い。

 

 

 

ファイヤー@ラム

 プレッシャー おくびょう

 努力値:204-0↓-0-52-0-252↑

 実数値:191-x-110-152-105-156

 かえんほうしゃ/ぼうふう/おいかぜ/あまごい

 

レベルボール入り。

雨と相性が良く、炎/飛の良耐性を持つポケモン

こちらはラティアスと比べると少々アタッカー寄りの追い風・雨乞い要員。

 

雨下なら必中暴風で撃ち続けることができ、

安易な晴れに対してもタダ乗り晴れ火炎放射で牽制することができる。

技威力のおかげで暴風の火力もなかなかのもの。

プレッシャーはライコウと違いランドのスカーフを確定はさせられないが、素早さ関係がわかるだけでかなり偉い。

 

ラムが必要となる場合など、状況に応じてラティアスの代わりに初手に出すが、

裏からだして半減技を受けるのが1番強い動きになると思う。

 

 

 

ビリジオン@いのちのたま

 せいぎのこころ ようき

 努力値:4-252-0-0↓-0-252↑

 実数値:167-142-92-x-149-176

 インファイト/リーフブレード/ファストガード/なやみのタネ

 

ネストボール入り。貰い物。

パーティの発端となったポケモン

改めてみるとなかなかかっこかわいい良いデザインをしている。

 

想像していた10倍くらい良く働いてくれたポケモン

技威力の高さと珠のお陰で火力も意外と足りる。

特防の高さも役割とそこそこ噛み合っており、水タイプ相手にかなり強く動かせる。

ただし防御が低いので、タイプ的には受けられそうなバンギラスランドロスにはそこまで安定しないので注意。

くさタイプではあるものの、ヒードランにも上からインファイトを撃つことができるので

ビリジオンが止まらない!なんて状況も結構起こしてくれる。

 

ファストガード猫騙しを止める他、いたずらごころからの変化技やファイアローブレイブバードを防ぐのによく使う。

悩みの種はカメラティライコウで重いニンフィアを無力化したり、最速ではないメガボーマンダやその他優秀な特性をもつポケモンに撃てる便利技。

草・格闘タイプだけど、アローやニンフに抗えるのだ。

あとは寝てしまったor寝かされそうな味方に対して使う。メガカメックスでは重い対モロバレルに対して特に有効な動き。

 

相手にメガガルーラがいる場合、上から縛ったりファストガードをするために初手に出すことが多い。

また、バンドリマンダ相手に初手に繰り出してからメガボーマンダに悩みの種を撃ち込めると楽しかったりする。

 

 

 

ハッサム@とつげきチョッキ

 テクニシャン いじっぱり

 努力値:236-252↑-12-0↓-4-4

 実数値:175-200-122-x-101-86

 バレットパンチ/とんぼがえり/はたきおとす/フェイント

 

コンペボール入り。

パーティ内唯一の、最速調整ではないポケモン

相性補完で入りましたよー!という顔をしている。

パーティ内にフェイント持ちが欲しかったのと、鋼タイプが欲しかった。

チョッキと合わせてニンフィアハイパーボイスを受け、

バレットパンチで反撃していく。

先制バレパンで一応トリルに抗えるかも?という雰囲気を醸し出している。

 

そして蜻蛉返りがかなり優秀。火力も高く、滅びにも耐性を持て、有利盤面を保ちやすい最強技。

威力が60になればいいのに。

 

雨と壁とチョッキがあるハッサムはかなりしぶとく、

ヒードランの熱風くらいではなかなか落ちないのだ。

 

 

 

  • 動かし方

基本選出はラティアス/カメックス/ライコウ

カメックス猫騙しをしつつ追い風や壁を展開したり、

初手から雨乞い潮吹きをしてみたりする。

この並びだと割と横取りが撃たれやすいので、

そこに雨乞い+潮吹きを合わせられるとかなり有利になる。

そもそも初手で横取りやファスガをよく使うファイアロークロバットライコウなら電気技でしばける。

 

基本的に中央カメックスはほとんどの場合で選出していたが、即交代も多い。

両隣の2匹は対トリル以外ではラティアスかファイヤーの追い風役どちらかは確定で、

カメックスより早くビリジオンより遅い猫騙しが相手にいる場合はビリジオンを出してファスガ択を仕掛けていくのも良い。……ゴウカザル?知らん。

ライコウが初手に出せない場合もあるが、そうなると一気に耐久が物足りなくなるので気をつけたい。

 

強力なアタッカーがメガカメックスしかいないようにも見えるかもしれないが、

数値の高さのお陰か 早々にカメックスが落ちてしまってもなんとかなることも多い。流石は準伝説軍団。

 

また、見てもらえると分かると思うが

この構築には「守る」が一切採用されていない。

メガカメックス猫騙しを採用する都合上流石に守るに割くスペースがなく、

ファストガードの存在、また全体的に素で早く上から殴っていくパーティである都合上

「守る」を押さずとも制圧していけるように動かすのが1番強いと思う。

ただしメガカメックスのSが半端なので、周りのポケモンで相手の残数を減らしてから通していけると嬉しい。

 

 

 

そして、このパーティにとって明確に重いものがあり、

それが「トリックルーム」である。

かなり全体的に早いポケモンで固めており、守れないこともあり

トリックルームに対して抗う手段が猫騙しかバレットパンチくらいしかないのだ。

中央ライコウで吠えるか、カメックスの悪の波動+何かでトリックルームされる前に展開役を倒すことになるだろう。

ただしそれでもトリルを使われることは多く、

交換を繰り返し猫騙しを撃ってトリルを枯らし、2回目のトリルだけは展開させないようにしてから切り返すような動きが求められる。

 

トリルを厚く見たい場合、

ハッサムを最遅鉄球お先にどうぞギルガルドにしたり、

ビリジオンに挑発を入れてみると少し強くなれるかもしれないと思った。

ハッサム→鉄球お先ガルドはかなり対策として有効な気もするが、自分にはあまりギルガルドが合っていないので敬遠している。よかったらハッサムをガルドにして動かしてみて感想ください(?)

 

  • 総括

難しいという印象を持たれがちなカメラティライコウですが、

ビリジオンの強い点もかなり引き出せており、動かしていてかなり楽しいパーティでした。

よくあるカメラティライコウと比べると、モロバレルがいないせいでトリルが重いという難点もあるが、

純粋にタイプ相性によるサイクルや殴り合いのできるポケモンで固められており、動かしててとても楽しいパーティでした。

是非使ってみてください。(準伝の厳選のダルさに関しては知りません)

 

ばなならーめんでした。