ばなならーめんです。
特性にフリーズスキンとゆきふらしを持ち、氷タイプの範囲攻撃を得意とするポケモンです。
輪唱パにおいてフリーズスキン輪唱をする姿が印象深いですが、
それ以外の構築においては、天候要素を孕んだ雪降らしのほうが基本的に優秀だと思います。
今回は天候奪取要素と、範囲攻撃の補完に着目し
メガカメックスと組ませて使ってみることにしました。
同じくカメックスと一緒に採用できる天候持ちのポケモンとしてバンギラスがいますが、
こちらと比較してみると、良い点としては
・水技の通らない草や龍、フリドラ込みで水に対しても弱点をつける
・↑により、モロバレルやトリトドン等による受けを成立させにくい
・霊獣ランドロスの後投げを許さず、相手の立ち回りを窮屈にできる
・60族を下回る素早さの為、トリル下でブルンゲル等を上から殴れる
・霰は砂嵐より無効化しにくく、襷キザンや襷ガルド辺りの可能性を潰せる
・範囲攻撃同士を比較した際、単純火力で勝る
等があります。
逆に劣っている点としては
・バンギラス程の特殊受け性能はなく、悪や霊も半減できない
・炎等倍の為、晴れ相手への後投げ性能では劣る
・メインウェポンが岩技ではないので、岩弱点への牽制力は低い
・メインウェポンの天候依存度が少し高め
・相手の霊や超、主にトリル役に対しての打点が低め
・特殊に偏重しやすい
等が主に挙げられるでしょう。
耐性の優位点は氷耐性くらいですが取り巻きによっては結構有難いかもしれません。
ちなみに他に雪降らしを持つ鈍足ポケモンにユキノオーがいますが、
耐性が別物である為、構築の並び自体が大きく変わってくるので
今回は比較対象にはしないものとします。
完成したものがこちらになります。
焼き鳥!?!?!?!?
アマルルガ@いのちのたま(ゆきふらし)
ふぶき/フリーズドライ/だいちのちから/まもる
いわなだれ/じしん/ばかぢから/とんぼがえり
ファイアロー@するどいくちばし()
ギガドレイン/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
ゴチルゼル@オボンのみ()
ぽけっとふぁんくしょん!
- 個別解説
げきりゅう→メガランチャー おくびょう
100-0↓-4-148-4-252↑
167-92-121-124-126-143(メガ前)
167-110-141-174-136-143(メガ後)
いわゆるパメックス配分のカメックス。
序盤から中盤にかけての潮吹きによる削りと、
終盤の波動技による詰めを担当してくれるポケモン。
晴れ下でアマルルガを後投げして天候を上書きしつつ、
潮吹きを押していく動きも割と成立していた。
状況に応じてトリル下・非トリル下どちらでも立ち回れるよう動かせると強い。
アマルルガ@いのちのたま
ゆきふらし れいせい
116-0-92-252↑-44-0↓
213-x-104-166-118-56
ふぶき/フリーズドライ/だいちのちから/まもる
A216霊ランドのW地震確定耐え(176~210)=同ランドの雪崩を2耐え
A200ハッサムのA-1バレパン確定耐え(172~208)
A186鉢巻バンギの雪崩確定耐え(168~200)
C156眼鏡トノの熱湯確定耐え(180~212)
C232メガリザYのソラビ確定耐え(178~210)
今回のメインテーマポケモン。耐久調整は一応自分なりの結論。
個人的にかなり見た目も好きなポケモン。
のしかかってほしい。
当初は拘り眼鏡をもたせていたのだが、
撃ち分けたい場面や守りたい場面が頻出したので
火力の保証もある命の珠に変更。正しい判断だったと思う。
眼鏡での採用時は守るの枠に大地の力を入れていて、
守るの代わりにどの技を抜くかでかなり迷ったものの
味方の通しにくい水相手に抜群をついていけるフリーズドライは欲しく、
リザYやアローの処理速度を早める原始の力も魅力的だが、
ポケモン単体として範囲補完の良い技を搭載できることを重視し大地の力を採用。
雪降らしによる天候奪取と定数ダメージがかなり偉く、
砂嵐と違い襷キザンや襷ガルドの可能性を潰せたのも有利に働く場面があったと思う。
範囲エースとしてもかなり制圧力があり、
特にトリル下で中央吹雪すれば相手はランドロスを後投げできないので
横のファイアローが悠々と動いたり、こちらだけ一方的にランドを投げることもできた。
いかく いじっぱり
212-36↑-4-0↓-4-252
191-187-111-x-101-143
いわなだれ/じしん/ばかぢから/とんぼがえり
以前にも使った意地HSスカーフランド。
威嚇できて、パーティの素早さ偏差を引き上げてくれて、ドーブルや叩きへ気持ち抗いやすく、ある程度威嚇サイクルもこなせる駒として投入。
当初はチョッキ型での採用だったのだが、
アローがいるとは言え序盤から動ける速いポケモンか欲しかったのでスカーフ型に。
安定して活躍してくれた。ランドロスなので。
ファイアロー@するどいくちばし
はやてのつばさ いじっぱり
252-252↑-0-0↓-0-4
185-146-91-x-89-147
なんか知らない焼き鳥いる!!!!!!!
追放しろ!!!!!!!!!!!!
今回和解するに至った害鳥ポケモン。
物理のトリルアタッカーで、一応のフェアリー耐性で、味方ランドの地震を撃ちやすくできる浮いたポケモンで、重めなハリテヤマやモロバレルに強くて、終盤の詰めも任せられる駒として採用。
こんな条件を満たす奴が他にいないのが悪い。
マジで始めて使ったポケモンなんですが、
いやー強い強い。ズルだろこいつ。
みんなこんなポケモン今まで使ってたんですか?
アローへの打点無い相手の目の前で舞ったり、バレルで弱点技吸いながら暴れたり、影を踏んだ相手を確実にしばいたり、電気タイプの目の前で先制羽休めで居座ったりとやりたい放題していた。
カメックスとアマルルガのお陰でランドを投げられにくいのもあり、涼しい顔してずっと盤面に居残ってることも多かった。
猫騙し読みで守っても次のターンにS関係とか逆転されることがないのもズルい。
ダメですこいつ。
ハマりました。
さいせいりょく のんき
236-0-236↑-0-36-0↓
219-x-132-105-105-31
ギガドレイン/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
A146嘴アローのブレバ確定耐え(182~216)
実は当ブログ初登場の毒キノコ。
パラセクトは既に出てるのにね。
格闘技を吸って受ける他、ゴチル狙いの霊悪技を吸収してトリルサポートもでき、処理しにくいメガガルーラを誤魔化せて、パーティ単位で面倒な水やフェアリーにも耐性を持ち、催眠によりプランを立てやすくできる有能ポケモン。
特にトリル下での傍若無人さは知っての通り。
ゴチルゼル@オボンのみ
かげふみ なまいき
236-0-20-0-252↑-0↓
175-x-118-115-178-63
影踏みが強力なトリル役。
今回は癒しの波動での採用。潮吹きの噛み合いが良い。
枠さえあれば横取りも入れたかったが、
全体的に回復の恩恵が大きく、パーティ全体の遂行速度を考えても癒せる方が堅実であること、
横取りたいワイガ、ファスガ、壁や神秘等の展開に対してもまあまあどうにでもなるレベルだろうと判断して癒しの波動を優先。
守るを切っての横取りも試したのだが、
流石に守れないのは厳しかったので泣く泣く不採用。
ただ並び的にはこれで良かったと思う。
チョッキランド採用時はラムにしていたが、
ランドをスカーフにすると同時にオボンに変更。
- 動かし方
基本選出……というか、よくしていた選出は
他にはバレル/ランド/カメというパターンや、カメ/ゴチル/バレルといったパターンもあった。
対雨など天候の取り合いで優位に立ちたい場合はアマルルガ/ゴチルゼル/カメorバレル等のパターンも充分あり。
相手にゴチル居る時はゴチル投げようね。
ファイアローは終盤の詰めの駒であり有利対面に投げたいポケモンなので、基本的に後発展開。
アマルルガは一部の雨などを除くと初手から有利を取れる盤面は限られるので、後発の方が多い。スリップダメージを初手から撒けるのは強いのだが……。
初手は早めのランドロスやカメックスでなんとなく展開を作って、
良い感じのタイミングでトリル展開に持っていきたい。
中盤から終盤にかけて、隙があればファイアローを投げて
剣舞していけるとGood。
癒しの波動や怒りの粉も絡めて、然るべきポケモンを大切にしていこう。
なんか適当なことしか書いてないな?
- 総評
アマルルガ入りのパーティとして、
かなり良い並びに出来たと思います。
トリプル始めた頃の自分が嫌い寄りだったアローもゴチルもバレルも入ってて、
なんか笑えますよね。
結構使いやすかったし、アマルルガは可愛いので
よければ是非使ってみてください。