【ORASトリプル】Mostodon(モストドン)【ウルガモス/ちょうのまい/ガルピッピ】

ばなならーめんです。

 

 

みなさんはウルガモスというポケモンを知っていますか?

そうです。第五世代出身のポケモンで、

虫タイプながら合計種族値550と極めて高いステータスを持ち、

蝶の舞、怒りの粉、追い風などとれる型の選択肢も多い、そんなポケモンです。

 

そんなポケモンがなぜトリプルであまり見かけないかと言われれば、

事実としてトリプルは岩技や飛行技が多く飛んでくる環境であり、

そこに致命傷を受ける点が敬遠されがちな理由だろうか。

 

しかしながらタイプ自体は有利不利の分かりやすいもので耐性も多く、

その数値や習得技の優秀さも相まって 活躍の機会自体はいくらでも作れるポケモンだと思う。

 

今回は優秀な積み技である蝶の舞に着目し、

エース運用をしていく形でパーティを組んでみた。

 

 

ウルガモスと相性の良い味方を考えた際に、

攻撃面の相性補完に優れクッション性能も持ち、ガモスの天敵に対して有利をとれる

水タイプあたりが良いと感じた。

 

苦手なランドロスを激烈に呼び寄せず、居座り性能が高い為に

よくガモスと組まされているポケモンミロカロスが居るが、

・相手の水タイプに打点が無い

・晴れた時にやることが無い

・基本的に居座り前提かつ中央固定なので窮屈

といった点に不満を感じ、別のポケモンを考えてみることにした。

 

 

スイクンやらマリルリやら いくつか検討した結果、最終的に採用したポケモン

タイトルにもある通りで

選ばれたのは トリトドンでした。

 

こいつは明確に水タイプに対して有利寄りであり、

天候に関わらず相手のヒードラン等へ一致で打点を持つことができ

岩技も半減なので交代先としてもより優秀であり

更に呼び水により、居るだけでウルガモスの補助ができる場合もある。

鈍足の為相手のトリルにもタダ乗りすることである程度耐性をつけられ、

呼び水自体がガモス以外の仲間にとっても心強い強力な特性であることも踏まえ、こいつが1番強そうと判断した、

 

同じタイプで、岩雪崩を防ぐワイガを覚えるポケモンラグラージが居るが、

水タイプに有利とは言えず、ワイガ自体も対策として怪しいところが多い為採用は見送った

 

 

ガモス・トドンまで決まり、残りのメンバーですが

まず飛んでくる岩技を受けつつ弱体化させられて、ガモスのBを補える霊獣ランドロスを採用。

猫騙し枠には並びと相性の良さそうなメガガルーラを採用して様子見。

 

ここまでで足りてないサポーターを入れていきたい。

ガモスへの耐久援助、火力援助、ワイガ剥がしにタゲ変更にトリル対策までこなすポケモンとしてピッピを採用。

これによってガルピッピの並びができたので、ガルーラをグロパン型として確定枠に。

 

ここまで5匹で、S操作とガモスの回復手段、天候への対抗手段も足りていない。

蝶舞を積んでいく都合、基本的にはトリルより追い風が合っているはずなので、

後発からでも追い風を押していける耐久の高いポケモンが良い。パーティ全体が鈍足気味なので素早さも高いと尚良い。

そこで最後にラティアスを採用。

追い風と癒しの波動を両立でき、水技に耐性持ちで天候技も自然に採用できる。

 

ピッピとラティアスでサポートポケモンが2匹採用されているので、その分他のポケモンが殴り勝つ必要性が大きくなるが

積みエース型のパーティなのである程度は問題無いだろう。

 

また、パーティに飛行耐性持ちがいないので

明確にファイアローメガボーマンダといったポケモンへの対処手段は用意して慎重に立ち回る必要がありそう。

ついでに言うとノーマル耐性持ちもいないのでメガガルーラに好き勝手させないのも大事。

 

 

最終的に完成したパーティがこれ。

ちょっとファンシー。

 

ウルガモス@アッキのみ(ほのおのからだ

ねっぷう/むしのさざめきちょうのまい/まもる

ガルーラ@ガルーラナイト()

おんがえし/グロウパンチ/ふいうち/ねこだまし

トリトドン@たべのこし(よびみず)

だいちのちから/れいとうビーム/がんせきふうじ/まもる

ランドロス霊@とつげきチョッキ()

がんせきふうじ/じしん/はたきおとす/とんぼがえり

ラティアス@オボンのみ(ふゆう)

りゅうのはどう/いやしのはどう/おいかぜ/にほんばれ

ピッピ@しんかのきせき(フレンドガード)

てだすけ/このゆびとまれ/よこどり/おさきにどうぞ

ぽけっとふぁんくしょん!

 

 

 

  • 個別解説

ウルガモス@アッキのみ

ほのおのからだ ひかえめ

244-0↓-164-36↑-4-60

191-x-106-176-126-128

ねっぷう/むしのさざめき/ちょうのまい/まもる

 

A146珠アローのA-1ブレバを最大乱数以外耐え(164~195)

 

ガルドの珠シャドボ≒ニンフ眼鏡ハイボ等倍2耐え調整のポケモンを蝶舞1回の晴れor手助けW熱風で確2

(例:175-178ゴチルゼルを上記W熱風で88~105ダメージの確2)

 

蝶舞1回で最速ゲッコウガ抜き

 

 

今回の軸となったポケモン

有利盤面で蝶の舞を積み、周りでサポートしつつこいつを通していきたい。

 

基本的には有利なところに後投げして、相手の交代なんかの隙をみて蝶舞を積んでいく動きをする。

例えばハリテヤマニンフィアの前などであれば比較的安全に繰り出せるだろうか。

 

スカーフランドロスを後投げされると1舞では抜けないので、

そういった場合は次のターンにランドロスが来ることを考慮にいれて立ち回る必要が出てくる。(威嚇を裏にセットしておく、猫騙しをセットしておく、交代読みをする等)

一応フレガさえあればそのままの雪崩でも1発は耐える。

威嚇と合わせて受け止めて、アッキと癒しの波動で切り返すのもアリ。

 

炎技は専用技の炎の舞などもあるが、積んだ後の動きとして上から範囲技を押し付けていきたいので熱風は確定。

当然蝶の舞も確定、大事に動かす為に守るも確定として、残り1枠。

 

有利対面からリソースを回復していける羽休めの他、リターンの大きいギガドレイン

ドランに撃てるめざ地なんかも捨てがたいが、

今回は虫のさざめきを採用。

 

バンギラスの後投げに対して強気に動くことができる他、

命中安定でもう1タイプの一致打点として扱え、

炎技の通らない水タイプに対しても撃っていけるので、結構強く使える場面が多い。

 

威嚇やフレガ込みでかなり固くなれて、

鉢巻バンギの雪崩すら耐えられたこともあった。

メガマンダのWハイボなんかは素でも1発耐えられたりする。

D+1フレガ下ガモスにC189メガマンダのWハイボが確定3発。

癒しの波動も合わせれば普通に受けられる範疇。

 

ドランを後投げされることも多いが、

蝶舞さえ積めればドラン側からの炎技も大して痛くないので、

そのまま積みの起点にしていくこともできる。

身代わりを貼ってきたドラン相手に蝶舞積みまくったさざめき(音技)で押し切ることもあった。

 

 

ガルーラ@ガルーラナイト

せいしんりょく→おやこあい ようき

4-252-0-0↓-0-252↑

181-147-100-x-100-156(メガ前)

181-177-120-x-120-167(メガ後)

おんがえし/グロウパンチ/ふいうち/ねこだまし

 

猫騙し役。メガ枠。

グロパン型のメガガルーラ

捨て身けたぐり型ばっか使ってたので100億年ぶりにコイツ使った気がする。

 

初手で猫騙しをちらつかせながらよくグロパンしている。

多分1番グロパン貰ってるのは味方のランドロス

 

こいつも実質的な積みアタッカーなので、

積みサポートの多い並びと相性が良い。

 

S操作が後手になりがちなので、

不意打ちが本当に偉い。

初手グロパンからの手助け不意打ちで上から全部56したりもした。

 

 

 

トリトドン@たべのこし

よびみず れいせい

180-0-108-220↑-0-0↓

209-103-102-154-102-39

だいちのちから/れいとうビーム/がんせきふうじ/まもる

 

A177メガガルの捨て身確定耐え

(118~139+58~69=176~208)

 

 

ウミウシポケモン。(カタカナなんですね)

岩技に強く、対水にも強く、

重めなランドロスメガボーマンダヒードランあたりに対して弱点をつくことができるポケモン

トリル下でメガクチートやらに上から大地の力を撃ち込むこともできる。

ワンパンできるか怪しそうな場合には手助けしてあげると良い感じ。

 

晴らすことが多く、天候を書き換えてくる相手に対してもそこまで水技を撃つ必要が無さそうだったので

水技は切って、天候に依存せず通る技のみを採用。

 

がんせきふうじは大地の力の通らないファイアローとメガリザYへの打点(一応両方確2)であり、

一応のS操作にも使えそうな技。

決してエッジ撃ちたくなさすぎるからとかではない。

 

 

霊獣ランドロス@とつげきチョッキ

いかく いじっぱり

244-36↑-76-0↓-44-108

195-187-120-x-106-125

がんせきふうじ/じしん/はたきおとす/とんぼがえり

 

いつものおっさん。

威嚇を何度も入れて、何度も蜻蛉したいのでチョッキでの採用。

 

バンギラスや対メガガルーラを考えて馬鹿力も採用したい気持ちはあるのだが

叩きを優先した方が構築としては強そう。

 

岩封がパーティの2匹に入ってるの初めて見た。

 

 

ラティアス@オボンのみ

ふゆう おくびょう

220-0↓-36-0-0-252↑

183-x-115-130-150-178

りゅうのはどう/いやしのはどう/おいかぜ/にほんばれ

 

サポーターその1。

高い素早さから癒しの波動でリソースの回復をしたり、

S操作や天候操作をつとめてくれる。

自分としては割と後発から展開させることも多いが、様子見として初手に出しても問題無い。

ただし終盤まで活きるポケモンなので、なるべく大事にしよう。

 

追い風というS操作技は横取りやトリル等でカウンターされやすく 考え無しに使うと単に不利な状況に追い込まれることもある為、

初手から押すというよりは 確実にアドを稼ぎにいける場面で押していきたい。

相手の追い風に対抗する為に使う、という側面が強いだろうか。

 

日本晴れは相手の水タイプの弱体化の他、

ガモスの火力増強にも繋がる。

蝶舞後は行動順がズレることに注意しよう。

 

持ち物に関しては、ドーブルを重く見るならラムも全然アリ。

どちらにも偉い点があるのでお好みで。

 

ワンウェポンには対角に届き、メガボーマンダの弱点をつける竜波を採用した。

 

一応ランドの地震に巻き込める、浮いてる枠。

 

 

ピッピ@しんかのきせき

フレンドガード なまいき

236-0-92-0-180↑-0↓

175-x-80-x-118-36

てだすけ/このゆびとまれ/よこどり/おさきにどうぞ

 

A177メガガルの捨て身を98.44%の超高乱数耐え

(100~118+49~58=149~176)

 

C178眼鏡ニンフのWハイボを98.87%の超高乱数2耐え

(75~88)

 

 

サポーターその2。

いるだけで仕事のできるすごいやつ。

 

パーティ全体の耐久力を底上げしつつ、

盤面に応じて火力補助・タゲ変更による保護・相手の展開の妨害をこなしてくれる有能ポケモン

後発から出てくるファイアローなんかはこいつで無理やり足止めして殴り56したい。

 

手助けとパーティの相性がかなり良く、

居座って手助け連打がメインの仕事。

やることが無くなりにくいのも偉い。

 

枠があればムンフォや守る、2枚目の癒しの波動も搭載したいのだが、

トリルへのある程度の対抗策としてお先にどうぞが欲しかったのでこちらを採用。

グロパン積んだガルーラにお先にどうぞしちゃおう!

 

手助け不意打ちやこの指とまれ、癒しの波動である程度はトリル耐性になっている可能性もあるので

お先にどうぞを癒しの波動にしてもどうにかなる事自体は多そうかも?

 

 

 

  • 動かし方

基本選出は特に決めていないが、

ガルーラ/ランドロス/何か みたいな出し方が1番多い。

何かってなんやねんという話だが、トドンかラティアスが多め。

ピッピでもいいが、パーティ的に中央に置きたいことも多いので要検討。

明らかに横取りが刺さりそうなら出したい。

ガモスは対面見てから出したいので初手出しは少し怪しい。

他には対雨ならランドは出さずにラティピッピトドン辺りから投げてみたり、

キリキザンが見えたらトドンで誤魔化しにいく方向でも良いのかもしれない。知らんけど。

 

初手はガルーラで猫騙しかグロパンを撃つ。

相手がS操作を優先してきそう、こちらが猫を撃つ必要が無さそうであれば積極的にグロパンを押したい。

 

中央ランドはとりあえず蜻蛉返りして、ピッピに引いていくのがよくあった流れ。

1ターンで威嚇をいれつつフレガをセットでき、全方向へピッピのサポートが届く形。

 

隙を見て有利対面にウルガモスを展開し、蝶舞を積んでいきたい。

積んだ後で縛られないよう、次のターン以降のサポートを考えて行動していくと良い感じ。

 

ガモスとガルーラの行動回数が勝ち負けに直結するので、苦手な相手にサポートを絡めてしっかり対抗できるよう動いていきたい。

 

 

  • 総評

蝶の舞が使いたすぎて組んでみたパーティですが、

いざ使ってみてめちゃくちゃ楽しく、かなり擦っていきたいパーティになりました。

ただ、結構頭を使うので、消費カロリーは多めかもしれません。

積み構築を使いたい!という方は是非使ってみてみてください。