ばなならーめんです。
皆さんはモココデンリュウという構築をご存知でしょうか。
【トリプル】モココデンリュウ【レート1800】 - 摩訶不思議空間見聞録
http://blog.livedoor.jp/shaapoke/archives/5099786.html
モココとデンリュウを並べることで特性の「プラス」を発動させて、
トリックルーム下で超火力のデンリュウが相手をバッタバッタとやっつける、というパーティですね。
他にもいくらかモココデンリュウの文献は残されておりますが、
主にメガバクーダと組まされているものが多いようでした。
地面が一貫しやすく、飛行タイプに対して強い電気タイプ2匹の並びと合わせるのであれば
メガユキノオーのほうがトリルエース枠として相性補完がとれているのでは?
……と思ったのが今回のパーティの出発点です。
今回のパーティです。
方針として、今回は『磁場操作』を絡めて味方全体を要塞化しつつ
トリル後も耐えて殴れるようなパーティを考えました。
上記の方針のため、トリルができて特性にプラスorマイナスを持ち、磁場操作もできるギギギアルが確定。
トリルサポートができてなんやかんや仕事をしつつ退場しやすいポケモンとしてレパルダス、
威嚇による要塞化のサポート+蜻蛉による後続への繋ぎ+地面と格闘の一貫切りでランドロスを入れてパーティ完成。
- 個別解説
デンリュウ@たべのこし
プラス れいせい
220-0-36-252↑-0-0↓
193-x-110-183-110-54
(個体値:31-1-31-31-31-0のめざ氷個体)
10まんボルト/めざめるパワー(氷)/りゅうのはどう/まもる
火力アップの道具ではなく、場持ちを高めるための食べ残し持ち。
磁場操作とのシナジーは抜群で、耐久を上げて食べ残しで無限に居座ることができた。
持ち物補正がなくともプラスとエレキフィールドの補正が乗った10万ボルトの火力は抜群で、
例えばH振りのみのカポエラーに対して101~121%の確定1発となる。
ただし眼鏡などを持ったデンリュウに比べると流石に1発で倒しきれない場面も多いので、
味方による補助・集中や要塞化による行動回数の確保が大事。
めざ氷は電気技と1番相性補完の良いサブウェポンとして、
竜の波動は対角にも攻撃できる技としての採用。
モココ@しんかのきせき
プラス なまいき
236-0-188-0-84↑-0↓
175-x-99-100-100-45
モココデンリュウのモココ。
個人的にめちゃくちゃ見た目が好きなポケモン。
名前も可愛すぎる。何モココって。
モココが使いたくてモココデンリュウ使ってるまである。
耐久に全ての努力値を割いた際の実数値を比べてみると、
ピッピよりもBDが1ずつ高くなる。
そう考えるとかなり硬いのだ。
というかCやSもピッピより高いので、
中間進化としては割と種族値が高い部類。
サポート要員兼サブアタッカー兼サブ要塞。
いるだけでデンリュウの火力を底上げしてくれて、
磁場操作で自身も要塞となり、
プラス補正とエレキフィールド補正が乗った10万ボルトで等倍なら大体確2・抜群ならワンパンくらいのダメージを出すことができる。
モココはデンリュウより遅く、
トリル下でデンリュウより先に行動してエレキフィールドができて、
しかも特性がプラス……という
決して面白いから進化前後を並べている、という訳では無い。面白いけど。
光の壁の枠は地面に対して撃てる攻撃技を入れてもいいかもしれない。
磁場操作はデンリュウに進化しないと習得しないのが悔やまれる。
ちなみに数少ない神秘の守りとおだてるを両立できるポケモン。
誰か今度おだ神秘モココデンリュウ組んでください。
ギギギアル@パワーウエイト
プラス なまいき
252-0-60-0-196↑-0↓
167-x-143-90-143-85
トリル要員。
鋼単という珍しいタイプを持ち、ギルガルドに弱点をつかれないトリル要員。
……と書くと強そうなのだが、実際には耐久が足りない。
ギギアルがトリル覚えればなぁ、と多くの人に思われているポケモン。(今回はモココいるから輝石余ってないけど)
磁場操作とトリックルーム、あるいは磁場操作とプラスorマイナスが両立できる唯一のポケモン。
こいつが初ターン動けるかどうかでかなり勝率が変わってくる。
……こんなやつに懸かってる構築、大丈夫か?
トリル下でデンリュウ、モココの下をとれるようにパワーウエイト。
ただまあ、他の道具でも良いってことも多いかも。
技は、コンセプトであるトリックルームとじばそうさが確定。
威嚇を食らうこと、プラスの恩恵が自身にもあることを考慮してワンウェポンは特殊技のラスターカノン。
余った枠にはどんなポケモンもワンパンできるようにするための金属音を入れたのだが、
初手に縛られたり猫騙しされる場面では守りたいことも多く、一時期まもるを搭載していた。
まもるのほうがいいかも。
ユキノオー@ユキノオナイト
ぼうおん→ゆきふらし れいせい
252-4-0-252↑-0-0↓
197-113-95-158-105-58(メガ前)
197-153-125-202-125-31(メガ後)
メガ枠。トリルアタッカー。
普通の技構成の、普通のメガユキノオー。
モココデンリュウとの補完は実際かなりのもので、
自分としては珍しくちゃんと正解を見つけたような気がしている。
特性が防音なのは、
メガ進化前に霰を降らすことで味方のモココデンリュウの耐久が削れてしまうのを嫌い
受け出しや死に出しには活用しつつ任意のタイミングで霰を降らしにいく為。
ついでにハイパーボイスとか滅びの歌にも耐性を持てる。
いたずらごころ ようき
0-252-4-0↓-0-252↑
139-140-71-x-70-173
ふいうちorはたきおとす/ちょうはつ/アンコール/ねこだまし
トリルサポート要員。
トリル後に腐りにくく、丁度環境でよく見掛けたクロバット(ラム持ちがち)の挑発を止めにいけて
一応の打点や妨害性能のあるポケモンを探したらこいつになった。
割とドーブルで良い。
使ってみたかっただけ、というのもある。
こいつだからこそ出来ることも多いが、
トリル展開後に残ってたらさっさと交代したほうがいい。
いま思うと、
ニャオニクスならトリルも使えてファスガも使えて
神秘の守りでおだてるも自然に組み込みやすかったような気がする。
いかく ひかえめ
116-0↓-88-196↑-0-108
179-148-121-165-100-125
(個体値:31-30-30-31-31-31のめざ氷個体)
だいちのちから/めざめるパワー(氷)/ストーンエッジ/とんぼがえり
特殊ランドロス。
当初は物理のスカーフランドを使っていたが、
地面打点を押したい場面が多すぎる癖にめちゃくちゃ味方を巻き込みづらかったため、
特殊のチョッキランドロスでの採用。
遅めの蜻蛉返りも強い。
地面を無効にでき、格闘を半減にできて、
威嚇により光の壁と合わせて要塞化をサポートできて、
そもそも耐久が少し足りないギギギアルへのトリルサポートにもなるポケモン。
めざ氷のお陰で相手の地面タイプに対して強くでやすい。
とにかくこいつがいればなんとかなる。特殊型も普通に強い。
- 動かし方
初手の選出として、端にギギギアルは確定。
反対の端にはモココかレパルダスを出す。
相手にモロバレルがいるならモココで初ターンからエレキフィールドを決めていきたい。
とりあえず、というか
初ターンは全力でトリルを決めにいく。
とにかく決めてください。
ギギギアルに守るがあるなら比較的2ターン目にトリルするのも安定しやすいかも。
トリルが出来たら、
とりあえず場にモココやデンリュウ以外のポケモンがいるならできる限り即モココやデンリュウに交代しましょう。
交代しながら磁場操作をする事で飛んでくる技を受け、次ターン以降もガンガン要塞化していくことができる。
場にモココデンリュウが揃っているならモココはエレキフィールドを展開し、
デンリュウは10万ボルトで相手をガンガン殴っていく。
そこからは磁場操作を連打したり光の壁をしたり、10万ボルトをしたりめざ氷や竜波をしたりと
とにかく硬さと火力を兼ね備えたスーパー戦車として戦っていくことができる。
トリルが切れた後は、ギギギアルの要塞化に成功していれば2度目のトリルも貼りやすい。
流石にそこまで生き残ることは出来なかったとしても、デンリュウが荒らしまくった後のパーティはメガノオーが暴れやすいぞ!
トリル対策といえばモロバレルだが、
エレキフィールドの存在とメガユキノオーのお陰であんまり怖くない。
電気技を粉で吸われ続けるのは面倒だが、めざ氷や集中攻撃や金属音でわからせてしまおう。
トリパで面倒な害鳥ことアローに関しても、
要塞デンリュウorモココさえ完成すれば最早敵では無い(それは言い過ぎ)。
メガバクーダ入りのトリパや、バンドリマンダ(主にドリュウズ)は少し苦手?かも。
- 総論
総じて 使ってて楽しく、なかなか戦える面白いパーティでした。
まだまだ改善点はある(主にギギギアルやレパルダスの存在)けど、戦えるパーティではあったので
よければ皆さんも是非使ってみてください、モココデンリュウ。
このブログの記事としては珍しく準伝説がランドだけなので、割とオススメできるぞ!(特殊型を持ってるかどうかは考慮しない)